大地に根ざした音楽の強さ

Ilmattar
Varttina  2000
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 さて、ほとんど皆様に馴染みの無い北欧からの一枚。ヴァルティナです。フィンランドのカレリア地方の伝統的な女性コーラスグループとして結成されたらしいのですが、伝統的なリズム・メロディと現代的なアレンジが絶妙なバランスで組み合わせられています。

 全編にわたって繰り広げられるのは、パンチの効いた変拍子の(w)女性コーラス。これが寄せては返し、返しては押し寄せ、重なり、おいかけ、複雑に絡み合っていきます。そのそのコーラスは厚みといい、複雑な構成といい、我々にとっては超絶的なといっても良いほどなのです。
 これがほとんどスタジオライブで、オーバーダブは極力しない方向で製作されたと聞いて、のけぞってしまいました。いったい何人でこんな分厚い、アグレッシブなハーモニーを産み出すのだ!!(4人らしい)そして、バックを固めるカンテレをはじめとする民族楽器の数々。もう変拍子(付加拍子?)バリバリで、ユニヴェル・ゼロにコーラスが乗っかった感じと言えば、わかる方にはわかるでしょうか(w)

 このアルバムはフィンランドの神話的叙事詩カレワラ(ワイナミョイネンが活躍するやつね)に出てくる大気の女神をモチーフにしているそうですが、アーシーな感じである一方、結構ワールドミュージック風になっており、非常に聞きやすく仕上がっています。

 気になった方はここをポチッと押してみてください。これはシングルカットの都合上??結構聞シンプルな構成で、この一曲でアルバム全体の雰囲気がわかるわけではないし、ましてこの音質ではかなりきついものがありますが、なんとなくコーラスの感じくらいはわかると思います。

 で、結構フィンランド辺りの伝統的な音楽はバルト海を挟んで東欧諸国と通じるものがあります。地理的にも音楽的にも少し離れていますが、ブルガリアン・ヴォイスとも親戚みたいなもんではないでしょうかねぇ。
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by bow1965 | 2006-11-04 18:31 | その他の音楽
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