千手観音の生まれ変わりか・・・

UNSEEN RAIN
GINGER BAKER with HELLBORG, JOHANNSON 1992

b0096724_20183683.jpg


脅威の手数王、GINGER BAKERの復活作!!
多いのは手数だけではなくてその参加アルバムもまたしかり(笑)であるが、1980年のHAWKWINDはSilvermachineのスマッシュヒット以降、今ひとつ話題にのぼらなくなってしまった。彼のリーダーアルバムは80年代後半のAIRFORCE ONEが最後であるようだが(未確認)、そんな不遇の(?)彼を再び表舞台にひきずり出したのはスゥエーデンの変態ベーシストJonas Hellborgである。このアルバムで水を得た魚のごとくアフロビートを叩きまくるGINGER BAKERの姿が目に浮かぶようだ・・・聞いてないけど。

で、そうした布石があって完成したのが、GINGER BAKER久々のリーダーアルバムである本作である。ベースはJonas Hellborg、これにからむピアノがJonasの盟友Jens Johanssonである。ここではJonasの変態的ベースプレイはひかえめで(でも充分変態であるが)、あくまでも主役は変態的手数のGINGERのドラムである。たたき、たたき、たたく・・・

もともとCREAM時代からすでに爺さんのような容貌であった彼は、すっかり名実共に爺さんであり、かつ枯れるをとおりこして、絶倫の感じである。究極のドラムテクニックを駆使してというよりも、肩肘張らずに気楽にドラムで語りかけて来るような感じ。手数の多さは変わりなくとも、かつてのように前に前に出るばかりでなく、ひいたりずらしたり、浮いたり沈んだり、ノッたり沈めたり。針の穴を通すような絶妙な話術でもって井戸端会議をしているというかなんというか(笑)ここまでくればやってる方も聞いてる方も、何でも良くなってくるのか!?

しかし、すごい事やっている割には非常に地味な内容である。このメンバーにして決してバカテクオリンピックにならないところがすばらしいのだが、それゆえ売れなかったらしい。やっぱりそういうのを期待してしまうのだろうか??

ベーシストのJonasがいかに変態であるかはこれをご覧いただければわかると思うけれど、GINGER BAKERはそれを片手でひねるほどの変態であった!
[PR]
by bow1965 | 2007-06-14 21:33 | その他の音楽
<< 恐るべし、ソニーの技術力 暑苦しい・・・・・ >>