カテゴリ:〜80年代 英国のロック( 20 )

姉御 降臨!

FOOL'S MEETING
CAROL GRIMES AND DERIVERY 1970

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あ、いや、お久しぶりです(爆)

さて、キャロル・グライムズ姐さんの登場である。
どちらかと言えばカンタベリー一派としてとりあげられることが多く、
なるほど、バックはフィル・ミラーにスティーブ・ミラー、
ロイ・バビントンとピップ・パイルと来たもんだ。
まんま、ある意味でカンタベリーの王道の
側道をまっすぐ歩いていく連中(笑)

おもしろいことに、彼らの演奏には
後年華ひらくジャズロックや
ひねくれたポップの要素はほとんど見られない。
もちろん一癖も二癖もあるのだが
きわめてまっとうなブルースであり
あくまでフロントはキャロル・グライムスである。

このキャロルのしわがれた声がまたたまらん♪
どっしりとして安定感があり、
このとき、いったいいくつだったんだろう?

どちらかと言えば突き抜けるような歌声ではなく
地に足を踏ん張って呼びかけるような
力みはないけれど力強い歌声を
これまた太くて重くてブルージーな演奏が支える。
きっと、バックの面々がテクニシャンぞろいだからこそ
キャロルのボーカルを一番生かす演奏をしてるんだろうな。

歌声と演奏が一つの熱い塊となって
まっすぐに突き進んでくる。
若くしてすでに熟練の巧者となっていたバックメンバーの
その迷いのなさだけが、若さの証明かもしれない。
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by bow1965 | 2012-04-30 17:51 | 〜80年代 英国のロック

エコーとディレイの織りなす結晶

The Return of the Durutti Column
the Durutti Column
1979


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伝説の。。。という言い方は好きじゃないが、
紙ヤスリジャケットの復刻である。ただし、CDの話だが。

オリジナルには赤文字や文字無しや
いくつかのバージョンがあるらしい。
なぜ紙ヤスリなのかというのは
所々方々で語られているので、割愛。

10代の終わりから20代にかけては
もう、DCとJDを浴びるように聞いていた。
あと頭脳警察と浅川マキ(笑)
オーバープロデュースとの意見もあるが
それがどうした?
確かに、生DCの音はダイナミックであったが、
それはブルース・ミッチェルに負うところが大きい。


でも私は、マーティン・ハネットの作ったDCの音が好きなのだ。
地の底から響いてくるかのような、ほの暗い音律。
冷ややかで透明感のある音楽。

包み込まれるわけでもない。
突き抜けるわけでもない。
引きずり込まれるとは、こういう事を言うのか。
底無し沼だ。透明な底無し沼。
魔性の音楽。。。。
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by bow1965 | 2011-10-10 08:21 | 〜80年代 英国のロック

熱き血潮のほとばしる音塊

under a blood red sky
U2
1983


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邦題は『四騎』

ダブリンから登場した粗野で攻撃的な四人組による初のライブアルバム。

その演奏は荒々しく、力づくで魂をつかもうとする。
アイルランドは長らく英国に蹂躙され、虐待され、抑圧されてきた。
IRAは力づくで英国をはねのけようとして武器を手にとった。

U2は武器を手にとるかわりに、手にした楽器を武器にした。
力一杯、思い切り良く。それこそ力の限りそれをふりかざす。
ギターは世界を切り裂き
ドラムは世界を砕き
そしてベースは大地を穿つ



ボーカルの声は朗々と響き渡り
天へと吸い込まれる。

原初の叫びにも似たほとばしるその音は
なんの戦略も無く、技術も無く
その魂を盾にして、正面から世界と向き合う若者たち。
世界を変えたいという衝動が
まっすぐに音になってほとばしっていた。



やがて政治的にも音楽的にもビッグネームになった彼らは
世界を変えうる大きな力を手に入れた。
そして、洗練され知的になった彼らは
振り上げた拳を、狙ったところに慎重におろす。

はたしてそれをロックと言えるだろうか??
それとも、私が大人になれなかっただけなのだろうか。。。。
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by bow1965 | 2010-05-28 22:02 | 〜80年代 英国のロック

結局、アンダーグラウンド

A BLACK BOX
PETER HAMMILL
1980


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この作品から始まったニュー・ウェーブ的なアプローチは
初のソロライブである「Margin」で総括される。
とはいっても、ライブはそのバックにほとんどVDGGと
変わらない面子で構成されたKグループを従えている。

さて、この作品は淡々とすすんでゆく。
時にはやや語気が強まるけれど、
扇情的でもなければ、陰鬱でもない。
同時代的なニュー・ウェーブ作品との最大の違いは
「年季の入った混沌」だろうか(w)
難解さが板についている、とも言える。
しかし、リアリティというか、説得力が違うのだ。
この人、デビューから全くぶれがない。
それでもって、数々のアプローチが小手先に終わってない。

結局俺は何が言いたいんだ?
まったくもう、彼の声にやられている・・・・
普通に聞けば、おっさんの地味声でしか無いんだけどね。

この80年代前半はとくに熱心にライブを行っていたらしく、
かなりの量のブートが出ている。
というか、学生時代にブートを買うとほとんどがこの時期のライブ。
なので、私もこのへんに非常に馴染みが深い♪
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by bow1965 | 2009-11-01 12:34 | 〜80年代 英国のロック

真打ち

Press the Eject and Give Me the Tape
BAUHAUS 1982

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さて、我らがゴシック・ヒーローの登場である!!

彼らがライブバンドである事は異論をはさむ余地はないであろう。これは荒削りな部分を残すセカンドとお耽美路線を歩き出すサードの間にリリースされた、傑作ライブアルバムである。ファーストの評価も高いが、志はともかくまだまだお金をとって人様に聞かせるレベルになっていないというのが私の持論で、それがこのライブでは音楽的にもこなれてきて非常に格好いい。
 もう、このバンドというかこのアルバムはひたすら格好いい!!とくに疾走するピーターのボーカルは、ほかの三人が束になってやっとバランスがとれるほど切れまくっている。

http://jp.youtube.com/watch?v=ZJBlj_2gVLI&feature=related

見よ!20世紀末になってもポジパン臭さプンプン(爆)

http://jp.youtube.com/watch?v=iHL2QD4ggmk&feature=related

見よ!21世紀になってもポジパン臭さプンプン(爆)ただちょっと上の方から薄くなってるけど・・・

凡百のフォロワーたちが彼らに追いつけないのは、まさにその徹底ぶりなのかもしれない。馬鹿よ、まさにポジパン馬鹿!! もしかするとピーターは片方の眉毛を剃って山ごもりしたのかもしれない・・・
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by bow1965 | 2008-06-20 21:04 | 〜80年代 英国のロック

粋なねぇちゃん。

AFFINITY
AFFINITY 1970


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70年代全開である(w)腰のすわったリンダ・ホイルのボーカルをメインに、ブルージーな演奏が続く。全編を通してジャジーなオルガンがたなびき、泥臭くも力強い。

キーフのジャケットでも有名であるが、なんか盤によって色調・彩度がかなり違うらしい。私の持っているやつは青っぽい感じで、部分的な赤が効果的である。全体に黄色っぽい色調のやつよりは格好いいと思う。キーフがジャケットを担当した作品というのは、どちらかというと泥臭くてあか抜けない音楽が多いと思うのは、私だけだろうか??

とはいえ、アファニティの唯一のこのアルバムはキャロル・グライムスとともに70年代初頭のブルースロックを代表するものだと思う。気取らず、それでいて粋で格好いいのだ!どことなくもの寂しいジャケットを眺めつつ聞くと、ますます良いのだ!
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by bow1965 | 2008-05-03 20:16 | 〜80年代 英国のロック

若い頃はお化粧のノリがいい(w)

創世記2
GENESIS 1978

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 現在も活動を続ける息の長いバンドである。これはデビューアルバムの再再発盤で、来日記念盤。デビュー盤はFrom Genesis To Revelationというタイトルで、すでにアメリカにGenesisというバンドがいたためバンド名のクレジットなしで発売。全英チャートは150位くらいであったらしい。イエスの1st、バンダーグラフの1stなどとともに「プログレバンド番外の1st」として有名(w)

 再発盤はIn The Beginingというタイトルで、これの邦題が「創世記」となる。再再発盤は「ROCK ROOTS:GENESIS」でデビュー盤に4曲のシングル曲がプラスされたもの。これの邦盤が本作である。昭和を感じさせるカラーヴァイナル(w)来日記念盤はいいけど、ジャケットに写っているピーターはすでに脱退して久しい。

 内容的には・・・う〜ん、評価は低い。番外だから(w)でもピーターはすでに変な声だし、アンソニーは繊細な感じだし、時代を考えれば結構好きな方の音である。それにロマン溢れる内容だから、私は許してしまう。ピーター奇麗だし(w)

 ところで、バブル前夜のこと。馬鹿みたいな価格設定で有名な新宿レコードで見かけたときには40000円の値札がついていて驚いた。今は多分1200円くらいじゃないかな(w)
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by bow1965 | 2008-03-19 19:02 | 〜80年代 英国のロック

三段落ち(w)

ZEPからWhoにつないだのは、実はこれを見つけたからに他ならない・・・

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う〜〜ん、キース・ムーンとボンゾのツインドラム!! パワーではボンゾに軍配が上がるものの、やはりキース・ムーンのドラミングは二筋縄でもいかないし・・・・二人で叩きだしたら収集がつかないというのは容易に想像がつく。

もともとZEPの名付け親はWhoだそうなので、この二人の共演は十分納得がいく。私にとってはこの共演は聖ロック祭で四人囃子が頭脳警察のバッキングを担当しているのと同じくらいすごい事だ(w)

買うべきか?買わざるべきか?  ちょっと高いし、ZEPのブートなら72年ものくらいの方が良さそうだし。でも聞いてみたいし(w)
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by bow1965 | 2008-01-11 21:54 | 〜80年代 英国のロック

THIS IS HARRRRRRRDROCK!

LIVE AT LEEDS
The Who 1970

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 1970年に発表された本作は、抜群の瞬発力・破壊力でもって数あるロックバンドのライブアルバムの頂点を極めた一枚であると言えるが、いかんせん収録時間が短いのが難点であった。
 ところがその後、25周年を記念して追加収録の上、リミックスされたものが発売さた。さらにこれは曲を当時の演奏順に並べ替えたもので、まさに決定版というよりも全く別物と言ってもいいほどの仕上がりであった。
 ところがところが、その後さらに「Tommy」の楽曲を追加して、二枚組としてのデラックスバージョンが発売され、まさにアブソリュートリーといった感がある。

 もちろん、フーはライブバンドであるため、スタジオ盤を凌ぐスリルとスピード、考えられないほどのテンションとパワーでもって、飛ばす飛ばす。全編を通してハードロックという名の飛び道具である。喉も裂けよとばかりにシャウトするロジャー・ダルトリー、ひたすらあおるピート・タウンゼントのギター、我が道を行くとばかりにはじけまくるジョン・エントウィッスルのベース・・・そして、そのすべてを飲み込んで雪崩れるキース・ムーンのドラム。

 バンドアンサンブルなんてもう無い。メンバー同士の力比べとでも言うべき異様なノリと緊張感。何よりもステージを通してそのテンションが一度も切れないのがすごい!!!
さすが、パンクのグランドファザー(爆)
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by bow1965 | 2008-01-05 18:22 | 〜80年代 英国のロック

年末はやっぱりこれでしょう!

胸一杯の愛を
http://www.youtube.com/watch?v=FDJY8A1DYgA
http://www.youtube.com/watch?v=SE_azOraU34
http://www.youtube.com/watch?v=pC2hzBRZ9w4


グッドタイムス・バッドタイムス
http://www.youtube.com/watch?v=rsHcUwtw5H0
http://www.youtube.com/watch?v=eLiOUCeMz10
http://www.youtube.com/watch?v=btOstxpT2WY
http://www.youtube.com/watch?v=wZHNoF7T-FE
http://www.youtube.com/watch?v=nUmHzdj-9lo

ブラックドッグ
http://www.youtube.com/watch?v=TGJfNw6qdNM
http://www.youtube.com/watch?v=FO8KpCo7v5Y

カシミール
http://www.youtube.com/watch?v=QZxukPZ0pjA
http://www.youtube.com/watch?v=N7jAqBh9XEs

ロックンロール
http://www.youtube.com/watch?v=u6dnfm-OQ3k
http://www.youtube.com/watch?v=2yeuUmBOacg
http://www.youtube.com/watch?v=gngYtm_QyUQ


天国への階段
http://www.youtube.com/watch?v=PFS4RZEuPVg
http://www.youtube.com/watch?v=Zu-Zo769pGw
http://www.youtube.com/watch?v=tbA7bVouieI
http://www.youtube.com/watch?v=3G_JTMuHOQk

というわけで、先のリユニオンの模様です。
全部盗撮なので、音質・画質ともに最低ですが、
じじい、格好よすぎ(w)

しかし、よくまあ、こんだけ盗撮した奴がいたもんだ(w)
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by bow1965 | 2007-12-30 16:32 | 〜80年代 英国のロック