カテゴリ:その他の音楽( 41 )

暑苦しい・・・・・


麗蘭 1993

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RCが活動停止になった後、清志郎の陰に隠れて今ひとつ目立たないけれど、チャボこと仲井戸麗市もいい仕事をしている。これはスライダースの蘭丸とのユニット、麗蘭のライブアルバムである。

蘭丸はRCチルドレンを公言してはばからないくらいで、彼のラブコールからはじまったユニットらしい。どちらもどろどろのブルーズが大好きであることから、ルーズでぐだぐだなブルーズが垂れ流されている(褒めているの!)

主役はチャボで、ほとんどのボーカルは彼である。もともとチャボはRCでもヴォーカルをとったりしていたけれど、妙に力んでしまってすこし聞き苦しい(笑)しかし、麗蘭に関してはそんなことも無く、一本調子といえば言えなくもないけれど、だらだらと緩やかに熱く盛り上がっていく感じは独特である。

暑苦しい熱帯夜のブルーズ、そんな感じでRCのような勢いはみじんも感じられず、淡々とブルーズが流れてくる。熱くへばりついてくるような盆地の夏に最適な、熱くまとわりつくぶるーズな一枚である。チャボは大人かもしれない。

なんとかなれ/古井戸
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by bow1965 | 2007-06-09 18:12 | その他の音楽

15年ぶりぐらいに

アナログ盤を入手しました。ほんとうに最後に買ったアナログ盤がなんだったのか記憶にないほど久しぶりです。というのも、なんとか今年中にプレーヤーを購入しようかと思っているので、その励みになればと(笑)

アルバムはヤフオクで入手しました。キンキーミュージックさん、素敵なレコードをありがとう!!
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入手したアルバムは、インドの神秘の歌姫Asha Puthliのファーストアルバム/sametitle。濃いぃぃぃ!! マックロクロって感じです。ファンキーでキンキー(笑)地の底から響くようなうなりである。
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ジャケットからして濃い、濃い、濃い。セクシーでソウルフル。魂の歌である。プレーヤーが無いから、レコードショップのサンプルを聞いているだけでまだ聞いてないけど(笑)

right down here
Lie
この2曲をまずは聞いてみてください。バリバリ70年代特有のファンキーなサウンドにずるずるの真っ黒いボーカルがひっかかるように絡んでくる。もう最高!!
あとはプレーヤーを買ったら、あらためてレヴューしましょう。いがいとその2曲以外は大したことナカッタりして・・・

うごくAsha Puthliはこちら
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by bow1965 | 2007-06-04 21:21 | その他の音楽

上手いことは美味いこと

PHIL CODY
PHIL CODY 1976

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この人がどのくらいアルバムを出しているのか、私はよく知らない。ある日、ラジオからその歌声が流れてきたのを聞いた。そのとき思ったのは、「この人は歌が上手い」ということ。聞けばニール・セダカと一緒にソングライティングしていたのだそうだ。初めて聴いた曲はわりあいしっとりとした翳りのあるバラードで、すぐに気に入ったけれど、なんせ情報が無くその名前だけが強く印象に残っていた。

それから少したって、たまたま彼のアルバムが再発されると聞いて、すぐに注文したのだが、期待が高かったせいか、はたまた記憶の中で美化されていたのか、あらためて聞いたアルバムはそれほど良いとは思えずに、すぐに棚の奥にしまわれた。

ところが、10年ぶりに何とはなしに聞いてみると、これがまたいい感じである。この10年で私が年とったのか・・・聴かせてくれる歌声。しっとりと歌い上げるはりのある歌声。情感を込めて、それでも抑制の利いた歌声。ほんとうに歌が上手い。ソングライターであるとともに、シンガーであるのだ。しかし、その歌声はシンガーソングライターのそれではなく、まさにプロシンガーのそれである。しいて言えば丁寧でロマンチックなビリー・ジョエルか?? もう少し田舎臭い/素人臭い/男臭い/いい加減な感じつまりイナタさがあれば、シンガーソングライターとして売れていたかもしれない。あるいは、あと5年遅ければ、AORブームに乗れたかもしれない。1976年とはまた、中途半端なときにリリースされたものだ。

スタンダードになりきれなかったスタンダード。そんな感じで、私は自分の中にそんな歌を受け入れる場所があったことが、実は少し驚きだった。
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by bow1965 | 2007-05-31 20:59 | その他の音楽

ゲットだぜいえいえ!

最近、猛威をふるっている「ようつべ」ですが、結構著作権がらみで削除されてしまうタイトルが少なくありません。前回紹介したタイトルのうち、二つがすでに削除されています。キビシ〜〜

で、そうなれば、手元において繰り返しいつでも見たい、と思うのは世の常人の常だと思います。今回はそれを可能にする夢のシステムのご紹介です(笑)いろんなサイトでいろんなやり方が紹介されていますが、今回紹介するのは決定版といえるでしょう。

どこが決定版か、というとOSXとsafari の組み合わせでも安定している(ここ大事ですよ、ろこおさん)ということと、アドレスをコピペすれば、そのまま劣化なしでDLが出来るという簡単さという点において、です。とくにようつべの場合は.flvというmacではデフォルトでサポートされていない形式なので、これを別な形式に変換する必要があるのです。それもDLと一緒に出来てしまう、という優れものです。

まず、ここを開いてください。

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URLとなっているボックスに、DLしたいようつべのアドレスをコピーします。
その下のプルダウンボックスで、保存形式を選択して、startをクリック。
これだけです。弱点は回線の状態によっては時間がかかること。
3分程度の動画で15分ほどかかることがあります。その時はドックにでも
放り込んで、次の動画をいじっていれば良いだけの話なのですが。
あと、たまにDLに失敗することがあります。
これは何とも手の打ちようがありませんので、
同時に大量のDLを並行してするのはお勧めできません。

ちなみに、私はMOVで保存していますが、
今回は無料でのご提供なので、
いろいろと試してみてください。
見つけた時が落とし時、ですよ(爆)
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by bow1965 | 2007-05-26 20:53 | その他の音楽

残念無念じゃぁぁぁぁ!!!!!

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心待ちにしていたバンコの日本公演。
あと少しだったのに、なんと延期に!!
恐れていたとおり、ジャコモおじさんの足の状態が悪く
手術のため来日できないそうだ。

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10月中旬に延期なのだが、私自身の予定が立たないので、
泣く泣く払い戻し・・・・一泊で上京の予定も急遽日帰りに。
なんて残念なんだ! 20年越しの夢だったのになぁ。

払い戻したお金でバンコのDVDでも買おうかなぁ。
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by bow1965 | 2007-05-23 21:23 | その他の音楽

音楽を作る・・・癒される

私には音楽的な才能が欠落しています。それを自覚しているので、自ら音楽を作ろうとか、演奏しようとかは全く思いません。

そんな私が、一つのサイトを見つけました。マウスを動かすだけで音楽を奏でてくれるという画期的なサイトです!もちろん、つま弾き系の無拍の前衛的な演奏になりますが、これがなかなか良いんです。録音できいないのが残念!当然、同じ音楽を再現できません。

興味のある方はまずここにアクセスしてください
読み込みにかなりの時間がかかりますが、完了すると説明画面が立ち上がり、右下のgoをクリックするとこのような画面が立ち上がります。

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上下に8種類の楽器名があり、左側には手順が、右側にはプリセットされた楽器の組み合わせがそれぞれ配置されています。楽器の名前をクリックすると、その楽器が演奏状態になります(複数選択可)。スライドで音の大きさとディレイを調整して、あとはマウスを動かすだけです。面倒臭い人は右側のプリセットされた音を選べばそれでも十分です。

マウスの軌跡を追いかけるかのように画面に幾何学模様がうまれ、音が鳴ります。
音質もいいし、音数も不快にならない程度に抑えられています。

あっというまに2時間が過ぎてしまいました(笑)
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by bow1965 | 2007-05-21 21:54 | その他の音楽

淡々と、淡々と、metal

Fire of Unknown Origin
Blue Oyster Cult 1981

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heavy metalである。まさしく。これをおいてほかにheavy metalはない。
そしてheavy metalは黒と銀である。

なるほど、派手さは無い。もちろんテクニックひけらかしもない。
同じ時期、たとえばレインボウなんかの方がはるかに
高度なことをしていた。

しかしそれが何だというのだろう。
彼らのギターの一音が、
彼らの歌の一節が、
heavyにしてmetalなのである。
タメと歌心を手にした時、ハードロックは
heavy metal へと昇華した。

バンド全員がギターソロをまわして何が悪い!
たとえそれがあんまりうまくなかったとしても、だ。
すべてのロックファンよ、心して聞け!!

Veteran of the Psychic Wars

Joan Crawford

A Fire of Unknown Origin

BURNING FOR YOU
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by bow1965 | 2007-04-30 18:54 | その他の音楽

気高さ故に

MACBETH
LAIBACH 1989

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1987年に、舞台用に書かれた音楽である。演奏するlaibachは旧ユーゴスラビアからのスロベニア独立を歌う総合芸術集団。重厚なサンプリングが特徴で、極めて政治的な作品を連発する。構成員には舞台美術の専門家やパフォーマーも含まれる。

当時、たくさんのノイズ・インダストリアル系のバンドが犇めく中にあって、彼らの音楽の出自は決してそれらと同一ではなかった。メタリックなパーカッション、絶叫、ノイズが轟音でほとばしり、混沌が走り回る。にもかかわらず、彼らの音楽は何にも似ていない。極めで高度な構築性とマーチングにも似たリズム。本作には含まれないが朗々としたボーカル。それはスロベニア独立に向けての進軍を意味しているようだ。

15分目あたりで挿入するストリングス(サンプリング)は荘厳で気高い。その後、ブラス(サンプリング)やキーボードで繰り返されるそのモチーフが、このアルバムの最大の魅力である。
そう、その志と荘厳さゆえに、彼らは孤高なのかもしれない。

かれらはこの後、ストーンズやビートルズをはじめとする西欧諸国のロックのカヴァーも手がけるが、初期の混沌が薄れてしまい、ただの重たいサンプリングの垂れ流しにしか聞こえないのはつくづく残念である。

youtubeで出てくるのは比較的新しい時期の映像であり、かなりポップにコマーシャルになっているもので、魅力は無い。まずはこれの1曲目あたりからどうぞ。

どうでも良いことだが、このCDは買ってしばらくした頃から中の金属箔の一部が腐食し、樹脂部分が黄ばみ始め、一部が白濁し、次第に金属箔の各所にピンホールがあらわれ始めた。いつまで聞き続けられることやら・・・
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by bow1965 | 2007-04-21 16:33 | その他の音楽

もう一人のオリジネーター

Auto Da Fe
SPK 1983

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ボロボロのエレクトリックノイズと脅迫的なメタルパーカッション
陰鬱につづくビートと絶叫
精神病患者と看護士のコラボレーション
清朝の罪人をあしらったジャケット

70年代に開花したテクノサウンド(テクノポップではない)により
Kraftwerk によって音楽にもたらされた電子音はロック界に定着した
それまでの実際の楽器の置き換え的なシンセサイザーサウンドや
冨田勳に代表される効果音的な(宇宙的!)音空間を構成するサウンド
そうではなくてKraftwerk が目指したのは
純粋な電子音を聞かせるための手段としての音楽
そこで初めて合成されたノイズが音楽的に構成された
一番大事なのはノイズが目的を持って合成されていること。

それから間もなく、あたらしい混沌がやってくる。
その時、目的を持って構成された合成ノイズは
再び野生化し、ノイズ本来の凶暴性を手に入れる。
TGから発信されたノイズ・インダストリアル・ミュージック
もちろん、そんなカテゴリーは周りが勝手につけたものだ

陰鬱なテクノサウンドから出発した
初期のSPKにはノイズのコラージュが多用される
ノイズを構成して意味を持たせること自体が
ノイズを本来のノイズから切り離すことになるから
ノイズをノイズとして脈絡無く意味なく紡ぎあげること
時には曲そのものを無意味にしてしまうような
轟音の挿入にも、意味は無いのかもしれない

その後数知れないフォロワーがノイズを産み出し
鉄塊を叩き続けているけれど
初期の彼らほど,ノイズの野生化に成功したバンドはいない

もちろん、常人がそれを続けていけるはずも無く
ニール・ヒルは自ら命を絶ち
グレアム・レーベルは新しいパートナー
シナンとインダストリアルフレーバーの
ポップスを演奏するようになる。

今になってはどっちが患者でどっちが看護士だったのか
そんなことは誰も問題にしないだろう。
TGの蒔いた種の、もっともプリミティブな部分を
開花させることが出来たのはSPKだけであろう
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by bow1965 | 2007-04-14 19:52 | その他の音楽

無彩色

わがままな巨人
アニマ会議 2006
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 これは、音楽ソフトではないけれど音楽と映像が不可分で、しかもナレーションは工藤冬里(マヘル・シャラル・ハシュバズ)、音楽はさほり(同)というラインナップ。

原作はオスカー・ワイルドで、製作はアニマ会議、ディレクターは大鹿知子。切り絵を使ったアニメーションというのは独特の動きで、ストップモーション的なぎこちなさと奇妙な滑らかさが同居するものである。

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思い出すのはロシアのノルシュテインであるが、それとはかなり肌触りが異なっている。

モノクロの画面は、時に影絵のように(実際、影絵も効果的に使われている)
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時に豪華絢爛に
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物語を映し出す。

平面は光と影によって奥行きを手に入れ
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平面は光と影によってきらめくオブジェと化す
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淡々と進む物語は、やはり淡々とした工藤の語りによって進められる。
仄かな彩りを添えるさほりのピアノ。
映像と語りとピアノ、どれか一つだけでも成り立つほどそれぞれが魅力あるものであるが、それが合わさったものを見てしまうとどれか一つがかけても成り立たないと思わせてしまうほど、最初から不可分なものであったかのように結びついている。

多分、マヘルの音楽に対する姿勢と工藤の生き様(笑)がこの作品を呼び寄せたのだろう。たとえたった17分であろうと、ここまで現実から連れ出してくれる作品は少ない。しかも、これは異界へつながる目立たない橋なのだ。無理矢理連れ出すことも無いかわりに、渡ろうとしない人は決して向こう側にいくことが出来ない。なにより、あなたが渡る橋の向こうには、あなたしか見ることの出来ない世界が広がっている。

そしてこんな近くにその橋があったのだ。
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by bow1965 | 2007-03-25 09:22 | その他の音楽