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淡々と、淡々と、metal

Fire of Unknown Origin
Blue Oyster Cult 1981

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heavy metalである。まさしく。これをおいてほかにheavy metalはない。
そしてheavy metalは黒と銀である。

なるほど、派手さは無い。もちろんテクニックひけらかしもない。
同じ時期、たとえばレインボウなんかの方がはるかに
高度なことをしていた。

しかしそれが何だというのだろう。
彼らのギターの一音が、
彼らの歌の一節が、
heavyにしてmetalなのである。
タメと歌心を手にした時、ハードロックは
heavy metal へと昇華した。

バンド全員がギターソロをまわして何が悪い!
たとえそれがあんまりうまくなかったとしても、だ。
すべてのロックファンよ、心して聞け!!

Veteran of the Psychic Wars

Joan Crawford

A Fire of Unknown Origin

BURNING FOR YOU
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by bow1965 | 2007-04-30 18:54 | その他の音楽

banco祭りじゃぁああああ!!

というわけで、バンコの動画を集めてみました。

http://www.youtube.com/watch?v=VeWSGhFi3Os

http://www.youtube.com/watch?v=ZV9MUvXC9A0&mode=related&search=

http://www.youtube.com/watch?v=-RR_iRdCtuk&mode=related&search=

http://www.youtube.com/watch?v=7R8IA7vV0ac&mode=related&search=

昨今はポップになったとはいえ、やはりイタリアの熱き魂には
みじんの陰もありません!!こりゃあたまらん(笑)

おまけ

http://www.youtube.com/watch?v=st5bEcrKpgM&mode=related&search=

http://www.youtube.com/watch?v=esHEPt41Sjc&mode=related&search=
こっちもたまらん(爆)
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by bow1965 | 2007-04-28 07:11 | 〜80年代 欧州のロック

来る!来る!ジャコモおじさんの共済銀行来る!!

Banco Del Mutuo Soccorso
Banco Del Mutuo Soccorso 1972

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イタリアの至宝、バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソが来日しますぅぅぅ!!!
そっこるそ、というあたりからもはやただ者ではないということがおわかりかとお思います(笑)
70年代の初頭から、イタリアではいわゆるシンフォニックロックが雨後のタケノコのように出現します。それはもう百花繚乱、玉石混淆、空前絶後、共存共栄!?
それはイギリスでおこったプログレッシブロックの影響を受けてのことですが、そこはそれ情熱の国イタリアですから、ただでは済まない。

イタリアのシンフォニックロックは、情熱と伝統、技巧と前衛がないまぜになってそれはもう大変なものです。元々伝統的な音楽的土壌があるうえに、その場の勢い的な情熱で持ってロックンロールとそれを融合させてしまったのは、それこそ国民性のなせるワザ。

なかでもこのバンコは「最もイタリア臭い」と評されるほどすばらしいバンドである。そのファーストアルバムがこれ。以後、ますます音楽的には洗練され円熟していく彼らであるが、私としては荒削りではあっても、むしろ荒削りであるが故の瑞々しさ、パンクの初期衝動にもにた情熱のほとばしり、そういったものがあらわれているこのアルバムが一番好きである。

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その彼ら、30年以上現役を続けている彼ら。彼らのおそらく最後の来日公演です。前回の来日公演は見に行っていませんが、どうやら完全な出来ではなかった模様。今回はバンドヒストリーの総決算的な内容らしいので、ますます盛り上がる期待!!

で、どうして最後の来日かというと、メンバーがみんな齢をとったから(笑)とくにボーカルのジャコモおじさんは・・・

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こんなイタリア最強のロックボーカリストとは思えないほどチャーミングだったのに、その体重ゆえに結構足に来ているらしい(爆)

しかしまあ、彼らの輝きには一点の曇りも無い、はずだ、百戦錬磨の老練なバンドマン。
場所は川崎クラブチッタ、時は5月の末。ちょうどその日、私は所用で東京に行くんだも〜〜〜ん。何というタイミング。チケットもとれたし、後は体調をととのえて、少し減量して(爆)俺は久しぶりのロックンロールに酔いしれるんだよぉぉぉ!!!
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by bow1965 | 2007-04-23 19:29 | 〜80年代 欧州のロック

気高さ故に

MACBETH
LAIBACH 1989

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1987年に、舞台用に書かれた音楽である。演奏するlaibachは旧ユーゴスラビアからのスロベニア独立を歌う総合芸術集団。重厚なサンプリングが特徴で、極めて政治的な作品を連発する。構成員には舞台美術の専門家やパフォーマーも含まれる。

当時、たくさんのノイズ・インダストリアル系のバンドが犇めく中にあって、彼らの音楽の出自は決してそれらと同一ではなかった。メタリックなパーカッション、絶叫、ノイズが轟音でほとばしり、混沌が走り回る。にもかかわらず、彼らの音楽は何にも似ていない。極めで高度な構築性とマーチングにも似たリズム。本作には含まれないが朗々としたボーカル。それはスロベニア独立に向けての進軍を意味しているようだ。

15分目あたりで挿入するストリングス(サンプリング)は荘厳で気高い。その後、ブラス(サンプリング)やキーボードで繰り返されるそのモチーフが、このアルバムの最大の魅力である。
そう、その志と荘厳さゆえに、彼らは孤高なのかもしれない。

かれらはこの後、ストーンズやビートルズをはじめとする西欧諸国のロックのカヴァーも手がけるが、初期の混沌が薄れてしまい、ただの重たいサンプリングの垂れ流しにしか聞こえないのはつくづく残念である。

youtubeで出てくるのは比較的新しい時期の映像であり、かなりポップにコマーシャルになっているもので、魅力は無い。まずはこれの1曲目あたりからどうぞ。

どうでも良いことだが、このCDは買ってしばらくした頃から中の金属箔の一部が腐食し、樹脂部分が黄ばみ始め、一部が白濁し、次第に金属箔の各所にピンホールがあらわれ始めた。いつまで聞き続けられることやら・・・
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by bow1965 | 2007-04-21 16:33 | その他の音楽

たとえばこんなラブソング・・・ただし清志郎ではなくて

Halber Mensch
Einsturzende Neubauten 1985

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彼らはインタヴューで、『僕らの作っている音楽は全部ラブソングなんだ』という発言をしている。半分しか人間でない人たちのラブソングはとてもプリミティブである。

ベルリン発のカオスミュージック。貧乏なパンクスたちがなけなしの金をはたいて音楽を始めた。ドラムセットを買えないので、そのへんにあった鉄の棒でドラム缶なぞを叩き始めたのが振り出しらしい。これはたしか三枚目のアルバムで、かなりかっちりとした音楽的な枠組みが出来上がっているものの、むしろ肉体労働系の音楽は電気ショックを浴びせたり毒ガスを充満させたりというよりは、鈍器で殴りつける感じに近い(なんのこっちゃ)。

このアルバムが発表されたころ、端正な顔立ちのブリクサは結構人気があったと思う。もちろん彼がバンドのリーダーでありボーカルでありフロントマンであったので当然かもしれないが、他のメンバーの名前は全く思い出せない。

このアルバムで彼らはワールドツアーに出た。日本では後楽園ホールで二日間の日程だったと思う。ちょっと思い出してきたぞ!私は二日目の公演に行ったのだ。ステージの前にパイプ椅子が並べられ、みんな割と行儀よく並んでいた。パンクスもいれば今で言うところのゴス系の黒尽くめもいれば、私はミリタリーだったけど・・・

開演直前に場内アナウンスがあり、「昨日の公演では観客がパイプ椅子を倒しステージに殺到したため、大変危険でした」とのこと。おっ、立つなってか??と思っていると、「本日はパイプ椅子を撤去してオールスタンディングとしたいと思います」とのアナウンス。会場からは歓声が上がりほとんど会場にいた全員が片付けに手を貸した。もうパンクスからサラリーマンから一致団結して(笑)数百のパイプ椅子が5分ほどで片付いてしまった。

当日のステージ上には巨大な鉄板が吊るされ、スチール製のショッピングカート・ドラム缶・電気ドリル・グラインダー・鉄パイプ(各種)・コイル・送風のダクトとかもあったかもしれない。それはさながら工事現場のようで、「本日使用される楽器は大変危険ですので、ステージには近づかないでください」というアナウンスもうなづける(爆)

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まあ、こんな感じ。オープニングは真っ暗な中にスモークが漂い、ステージ中央に吊るされたノイバウテンのマークがうかび上がっているなか、「半分人間」の低いコーラスが流れてくる。さながら宗教儀式のよう。

で、ライブは聞きしに勝る感じ。グラインダーで鉄板を削って盛大に火花を飛ばし、道路工事で使う転圧機で会場を叩きまくり、投げつけ、引きずり、こすり、かきむしり、それはもう大騒ぎであった(爆)途中ブリクサともう一人が客席にダイブして、いやが上にも大盛り上がり。私もむりやり突っ込んでブリクサにタッチ!!

危険な楽器にもかかわらず(笑)ステージ前に殺到して熱狂する聴衆と、少し距離を置いて遠巻きにしている恐いもの見たさ組と、その緩衝地帯にできた空間で踊り狂うパンクスたち。
その夜は後楽園ホールが文字どおり揺れていました。
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by bow1965 | 2007-04-21 08:37 | 〜80年代 欧州のロック

もう一人のオリジネーター

Auto Da Fe
SPK 1983

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ボロボロのエレクトリックノイズと脅迫的なメタルパーカッション
陰鬱につづくビートと絶叫
精神病患者と看護士のコラボレーション
清朝の罪人をあしらったジャケット

70年代に開花したテクノサウンド(テクノポップではない)により
Kraftwerk によって音楽にもたらされた電子音はロック界に定着した
それまでの実際の楽器の置き換え的なシンセサイザーサウンドや
冨田勳に代表される効果音的な(宇宙的!)音空間を構成するサウンド
そうではなくてKraftwerk が目指したのは
純粋な電子音を聞かせるための手段としての音楽
そこで初めて合成されたノイズが音楽的に構成された
一番大事なのはノイズが目的を持って合成されていること。

それから間もなく、あたらしい混沌がやってくる。
その時、目的を持って構成された合成ノイズは
再び野生化し、ノイズ本来の凶暴性を手に入れる。
TGから発信されたノイズ・インダストリアル・ミュージック
もちろん、そんなカテゴリーは周りが勝手につけたものだ

陰鬱なテクノサウンドから出発した
初期のSPKにはノイズのコラージュが多用される
ノイズを構成して意味を持たせること自体が
ノイズを本来のノイズから切り離すことになるから
ノイズをノイズとして脈絡無く意味なく紡ぎあげること
時には曲そのものを無意味にしてしまうような
轟音の挿入にも、意味は無いのかもしれない

その後数知れないフォロワーがノイズを産み出し
鉄塊を叩き続けているけれど
初期の彼らほど,ノイズの野生化に成功したバンドはいない

もちろん、常人がそれを続けていけるはずも無く
ニール・ヒルは自ら命を絶ち
グレアム・レーベルは新しいパートナー
シナンとインダストリアルフレーバーの
ポップスを演奏するようになる。

今になってはどっちが患者でどっちが看護士だったのか
そんなことは誰も問題にしないだろう。
TGの蒔いた種の、もっともプリミティブな部分を
開花させることが出来たのはSPKだけであろう
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by bow1965 | 2007-04-14 19:52 | その他の音楽