結局、アンダーグラウンド

A BLACK BOX
PETER HAMMILL
1980


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この作品から始まったニュー・ウェーブ的なアプローチは
初のソロライブである「Margin」で総括される。
とはいっても、ライブはそのバックにほとんどVDGGと
変わらない面子で構成されたKグループを従えている。

さて、この作品は淡々とすすんでゆく。
時にはやや語気が強まるけれど、
扇情的でもなければ、陰鬱でもない。
同時代的なニュー・ウェーブ作品との最大の違いは
「年季の入った混沌」だろうか(w)
難解さが板についている、とも言える。
しかし、リアリティというか、説得力が違うのだ。
この人、デビューから全くぶれがない。
それでもって、数々のアプローチが小手先に終わってない。

結局俺は何が言いたいんだ?
まったくもう、彼の声にやられている・・・・
普通に聞けば、おっさんの地味声でしか無いんだけどね。

この80年代前半はとくに熱心にライブを行っていたらしく、
かなりの量のブートが出ている。
というか、学生時代にブートを買うとほとんどがこの時期のライブ。
なので、私もこのへんに非常に馴染みが深い♪
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# by bow1965 | 2009-11-01 12:34 | 〜80年代 英国のロック

澄んだ禍

ちりをなめる
工藤礼子 2009

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 工藤冬里のパートナーである工藤礼子の新作にあたるソロ5作目。数年前に自主レーベルである瓢簞記録をたちあげてから、結構なペースでリリースが続いている。気がつくと全部ある(w)

 工藤礼子のここが良い、ここが凄い、というのは、正直言葉にできない。というか、ほんとうに好きなのかどうかも定かではないが、出ると買ってしまう・・・たぶんそれは、その純粋さ故なんだろう。あまりにも純粋なうた。透明なうたごえ。しかも何曲聴いても、どこから聴いても全部おんなじ。ものすごく淡い透明水彩画のようなのだが、どこかその歌声は底の見えない禍々しさを含んでいる、のか?それに、さらに底なしの工藤冬里が上手いんだか下手なんだかわからない伴奏をつける。

 ところで今回は、混沌大魔王灰野敬二が1曲だけゲストボーカルで参加しているが、まったく予想通りの展開で素晴らしい。デュエットじゃないのが惜しい(w)
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# by bow1965 | 2009-07-11 05:45 | その他の音楽

それはまぼろし・・・(訂正あり)

control
John St. Field (Jackie Leven) 1972

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このアルバムには随分と悩まされた。あちこちのレヴューで高く評価されているにもかかわらず、どこに行ったら現物に手が届くのか、まったく雲をつかむような話であった。今は逆になににレヴューが載っていたのか全く見つけられない(w)

一筋縄ではいかないフォーク、ドロドロのアシッド、ねじくれたセンスといった先入観だけが、私に深く刻み込まれていったのは言うまでもない(w)なんせ1972年だから、いわゆるイギリスのフォークリヴァイヴァルも盛んな時期であるはずだが、全くその流れに乗ってきていなさそうなのは間違いない。

幻のアルバムについに先日めぐりあうことができた。アマゾンで(w)通販でしかも漱石一枚でこんなのが買えるなんて、どこか間違っているぞ♪

聞いてみるといがいに芯の太い、腰の据わったフォークだった。それどころか、アシッド臭さは無い!いい具合でロックっぽくドライブしてたり、格好よくフォーキーだったりする。そう、アシッドとかがどこか女々しい(差別的な表現ですいません)のに対して、非常に男らしいフォークである♪様々なアレンジと音楽的アプローチで、繰り返し聞いても全く飽きのこないアルバムに仕上がっている。幻の名盤に名盤なしということわざがあるが、やっぱり幻の名盤に名盤はあるのだ!

ところで、現在活動しているJakie Levenは同一人物なのかな??大謎だ
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# by bow1965 | 2009-04-05 17:18 | 〜80年代 英国のフォーク

現役

多少のジェスチャーを交えながらも、訥々と歌う。
東北人と言われれば、納得してしまう。



う〜ん、怪優山谷初男。アングラ界では有名なのかな?
私は若松孝二監督の日本初のSM(当時は「さどまぞ」と言っていた)映画

胎児が密猟するとき

しか知らないが(w)


そういえば、関係ないけど早瀬優香子のPVは若松孝二監督だったかな・・・・
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# by bow1965 | 2009-02-21 17:39 | その他の音楽

矢継ぎ早に

新年早々、なんかCDばっか買っているのですが、前回のレヴューの直後に、ペルシャ古典音楽の名手ファテメ・パリッサーの2枚組が届いたと思ったら、今日は60年代英国フォークのコンピレーションが届いていた。

で、聞いたことのある人もいれば、聞いたこともない人もいるコンピ。ネットしながら聞くともなく聞いていたら、超ヘヴィー級のやつが!! 久々のスコットランド演歌大爆発♪



この人、今は? 


今もまったく、かわっとりませんがな(爆)
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# by bow1965 | 2009-01-08 20:31 | 〜80年代 英国のフォーク

お年玉

BLACK MIRROR
V.A.   2008

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久々にのけぞってしまうほどの怪盤快盤である。

サブタイトル Reflections in Global Musics 1918-1955 がすべてを表している・・・・そのまんま(w)世界各国の古い音源のコンピレーション。
民俗音楽なのか流行歌なのかすらわからない orz

アイルランドからカメルーンまで支離滅裂と言えば支離滅裂。
1. Kamanagah [Syria]
2. Phleeng Khuk Phaat, Pt. 2 [Thailand]
3. Kebyar Ding, Pt.1 [Bali]
4. Mallorca [Northumbria-England]
5. Manasa Sri Ramamchandra [India]
6. Ngo Mebou Melane [Cameroun]
7. Cyganske Vesilia, Pt. 4 [Lemko-Poland]
8. Mother's Uproar [Fouzhou-China]
9. Drowsy Maggie [Ireland]
10. Welsisni Melodyi [Hutsul-Ukraine]
11. Soyledi Yok Yok [Turkey]
12. Aayega Aanewaala [India]
13. Nam Nhi-Tu [Vietnam]
14. Handel's Chaconne, Teil I [Switzerland/Germany]
15. Smyrneiko Minore [Greece]
16. Narodne Saljive Pjesme [Serbia]
17. Tjimploengan [Sunda-Java]
18. Envidia Yo No Tengo a Nadie [Spain]
19. Fado de Passarinhos [Portugal]
20. Nakhone Prayer
21. Baklandets Vackra Maja [Sweden]
22. Djanger [Bali]
23. Songs in Grief [Japan]
24. Yein Pwe [Myanmar]

ここまでくると、曲名も国名も全く意味をなさない。
どういった順番で曲を並べたのか、その意図すら不明。
というか、この盤を世に出した意図すら(www)

しかし、もちろんマスターテープなどありゃしないのだが、
元盤が78rpmなので盤おこしでもめちゃくちゃ音がいい。
ものすごく豊かでふくらみがある。

これを元日に届けてくれるたぁ、アマゾンも粋だね(爆)

ああ、絶対次はこいつに手を出すぞ(爆)
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# by bow1965 | 2009-01-01 13:16 | 民族音楽/シリアスミュージック

無垢

腰砕けの犬
Maher Shalal Hasu Baz 2008

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 マヘルの初期の映像作品である。
篠田昌已も参加している。

もともと販売する目的もでもなかったのであろう、
ハンディで、しかも曲はブツ切れ。拍手はまばら(w)
100人に見せたら120人が酷いというだろう。

テクニック? 無い。 アンサンブル? 無い。 グルーヴ? 無い。
途中から曲を演奏しなおす。途中で演奏を止める。
音をはずす。リズムがずれる。

有名なバンドの特典映像のリハーサル風景だって
これより100倍はましな演奏をしているだろう。
今の中学生だって、もっと上手に演奏するぞ。
でも、ただへたくそな奴らがいくら頑張っても、
マヘルにはなれない。
上手いだけの奴らならなおさらだ。

80年代初頭のアンダーグラウンドシーンに
ひときわ異彩をはなった工藤冬里はキリスト教に改宗し、
すべての音楽的なテクニックを捨て去った。
そして結成されたマヘルは、
「こんな奴らに何時間演奏させても無駄なんだから、
もう電気落としちゃいましょう」とスタッフにいわれるほどに
不器用で、痛々しいほど無垢である。

かれらは魂を削りながら不器用に
手探りでひとつひとつの音を出していく。
それを聞く我々は、幸運にもまさに音楽の生まれる
その奇跡的な瞬間に立ち会うのだ。
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# by bow1965 | 2008-12-10 20:19 | その他の音楽

何故か、持ってた・・・・

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ザ・ヒットパレード2  なぜ2だけ持ってたんだろう??
もう、気がついたら10年以上本棚の上にのせっぱなしで、
ジャケットはまだらに日焼けしてしまっている  orz

しかも、やっぱり盤が裸でジャケットの中にほうりこまれ・・・
けっこう傷だらけ。鑑賞の妨げにならない程度に(w)
もちろん、楽曲の鑑賞の妨げにはなるのだろうが、
多分、一度も聞いたことないはず。

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これからは時々出して、目の保養にするか(爆)
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# by bow1965 | 2008-11-19 19:54 | その他の音楽

三つ子の魂・・・

 私が初めて”感じた”音楽とは、これだった!



 今聞いても燃える・・・・てか萌える(w)
 このとき、ミッチ 未だロウティーン・・・12歳



 小節が・・・小節が・・・・・



この時は・・・・いくつ??


おまけ・・・



これはこれで、ありだな(w)
ロカンダ・デッレ・ファーテの未発表曲といっても通りそうだ(爆)



そんなわけないか??
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# by bow1965 | 2008-11-10 20:51 | その他の音楽

もう、どうにでもして♪

時代はサーカスの象にのって
頭脳警察 2008
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満を持して頭脳警察の、
しかも新譜(とはいっても半年近く前の)のレヴューです♡
どうしてこう、格好いいんだろ??
 何の迷いもためらいもなく拳を振り下ろすオヤジ(笑)
いつも何かと闘っているとしか思えないぐらい腰が据わっている。
しかし、年とともに過激になってる人たちって・・・

ああ、まともなレヴューができない(爆)

pantaのソロは実は頭脳警察ほどは好きじゃない。
むしろソロだったらトシの方が好き(笑)
でもpantaの声がバンドサウンドにのってロケット弾のように発射され、
その奥にトシのパーカッションが弾幕のように乱射されると
もうどうしようもなく格好いい!! ただひたすらに格好いい!!

今回の新譜のキャッチコピー
最強人員・完全武装復活」は
ちょっと気恥ずかしいけど、正解かもしれない♪

で、2008年だけれども〜80年代日本のロックのカテゴリに入れちゃうもん♪
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# by bow1965 | 2008-10-15 20:18 | 〜80年代 日本のロック